丹下正健は3月1日に自身初となるデジタルアルバム「たんげ動物園」をリリースした。
この作品への想いを3月17日に配信される「丹下正健 Streaming New Album Release Live 2023『たんげ動物園、開園!!』」のリハーサルの合間に伺った。
ーどうも今日は忙しい中、インタビューを受けてくれてありがとう。
改めてニューアルバムリリースおめでとう。
リハーサルは順調?
全然忙しくはないんですけど、こちらこそインタビューなんてしていただいてありがとうございます。
リハーサルも良い感じです。
ー早速なんだけど今回のアルバム、デジタルアルバムなんだね?
聴いたけどすごく良いよ。
本当ですか?ありがとうございます。
そう言ってもらえると頑張って作った甲斐があります。
時代が時代ですから僕もそろそろデジタルに移行しようかということでね、今回からはこういった形になりました。
ー「ゴリライオン」以外は全て新曲の全12曲入りなんだけどポップスありロックあり演歌ありラップありと、とてもバラエティに富んだアルバムだよね?
このアルバムを作るにあたって何かコンセプトはあったの?
それが今回はコンセプトみたいなものは一切なくて、その時に歌いたい歌を歌うという感じで作っていったんです。
今思えばそれがコンセプトだったのかな?とも思いますけど。
そうやって生まれた曲たちが良い具合に化学反応を起こしてくれたんですかね?
ーそうだろうね、僕はこのアルバムは丹下正健が胸を張って世に出せる名盤だと思っているけどご自身はこの完成品を聴いてみてどう思うの?
どうもありがとうございます。僕には恐れ多いお言葉です。
僕としては全曲並べてみて"怒り"をテーマにした曲の多さに驚きました。
転売ヤーに怒ったり、ネットの在り方に怒ったり、タイトルこそ「たんげ動物園」なんて可愛いもんですけど、これ"怒り"のアルバムなんだろうと思います。
さっきも言ったように今歌いたい歌、極端に言えば自然発生的に生まれたような曲たちがこういうエッセンスを多く含んでいることに少し驚きました。
今、自分怒ってんだ…って。
ーなるほど、意図せずそういった色のアルバムに仕上がったんだね。
そして「ゴリライオン」もしっかり入ってくるという。
うん、今年10周年というのとやっぱり動物園ですからちょうどいいかな?というのが重なりまして。
こんな曲なかなかありませんから配信で多くの方に聴いていただけたらなという気持ちです。
ー届くと思いますよ、まだ丹下正健を知らない多くの人に。
今日は本当に忙しい中ありがとう。
リハーサル頑張ってね。
とんでもない、こちらこそありがとうございました。
また焼き肉でも行きましょう、僕がご馳走しますんで。
ー本当に?楽しみにしとくよ。
旨い肉食べたいから俺もしっかり「たんげ動物園」宣伝しとくよ。
どうもありがとうございます。
よろしくお願いしますね。
牛角行きましょう。
リハーサルに戻る丹下の足取りは軽やかだった。
アルバム制作の日々から解放されてライブで新曲たちを歌えるのを心から楽しみにしている一人の子供のようにも見えた。
新譜「たんげ動物園」はもちろんのこと、ライブ「たんげ動物園」にも来園してみたいとすっかりおじさんの仲間入りを果たした私の心も弾んでいた。
・リリース情報
丹下正健1stデジタルアルバム「たんげ動物園」
好評発売中↓
・ライブ情報
配信ライブ「丹下正健 Streaming New Album Release Live 2023『たんげ動物園、開園!!』」
2023年3月17日23時〜配信開始↓